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Coffee Break 2010年4月のCoffee Break Top of Site
5/7/2010 - I love you を日本語で言うと
…I love youを現在では「愛してます」とかになりますよね。
実際に言うとなると、私のような35歳以上の日本人の精神構造ではかなり照れくさいと思います。

2ch掲示板のあるスレッドで見かけたのですが、明治の文人が海外の作品を日本語に翻訳するときには苦労したそうです。
当時の日本の文化では、とても口に出せるようなセリフじゃなかった、西洋的な愛の概念がなかった、ということですね。
だから意味はわかるけど、物語作品として日本語訳するときに「愛してます」とか書いても実感が伝わらない。
で、どうしたか。
二葉亭四迷によるI love you の日本語訳。「死んでもいい」
(ロシア語でЯ люблю вас=I love you/『片恋』(イワン・ツルゲーネフ)より)
すごいです、二葉亭四迷。君のためなら死ねる、ということですなあ。(同名の、同由来のゲームがあります)
夏目漱石によるI love you の日本語訳。「月が綺麗ですね」
これは夏目漱石が教師をしているときに、生徒が「我君ヲ愛ス」と訳したのを、
「日本ではそういわない。おくゆかしさ大事だ。が女性に声をかけるとしたらこうだ。」
と直した、という、結構有名な話だそうです。
「あなたといると月が綺麗です」このくらいまで踏み込めば現在でも通じるでしょうが、「あなたといると」も言わなくても通じる、としたのが当時の文化だった模様です。

ちなみに、逆もあって、これは清水義範氏の著作で呼んだのですが、川端康成の『雪国』を英訳するときにも、文化ギャップに苦しんだそうです。
「結局この指だけが、これから会いに行く女を生々しく覚えている」という有名なフレーズがあります。
Only this hand seemed to have a vital and immediate memory of the woman he was going to see。
この「指」にfingerを使うと、あまりにも露骨過ぎて香味が伝わらない、そこでhandにした、と聞きました。
小説の翻訳だと、技術文書の翻訳とちがって、意味が正確に伝わればいい、ってわけにいかないですよね。
文化や、婉曲表現のニュアンスを伝えなきゃいけない。面白そうだけれど大変だろうなあ。

自炊。
朝、一合半のご飯を炊いたのに、どうも食欲がなくてそのまま、保温のまま出勤。
そして13時間以上保温されたご飯が一合半…。
これはもうカレーしかないと思うわけですよ。

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5/5/2010 - ちまき
実家から持たされました。大量の「ちまき」
アパートの鍋総動員。(保存料などは使ってないので、笹の殺菌力が頼り。乾かさないほうがいい)
キナコが定番ですが、ワサビ醤油とかでも結構いけます。
ただ、これ、合うおかずが難しい…。

それはそうと、先月下旬から宮崎県で発生している口蹄疫、たいへんなことになっているようです。
都道府県レベルでは、宮崎県知事が陣頭指揮で必死に対応しています。
口蹄疫は、豚や牛など偶蹄目に非常に強い感染力を持つ病気で、感染すると、「子牛が生まれなくなったり、生まれた子牛が成牛になる前に死にます」。
人体に大きな影響を直接及ぼす病気ではないのですが、九州は畜産が盛んで、日本中に「種牛」や「種豚」を供給している土地柄であり、封じ込め・対処を誤ると、巨大な被害が発生します。
都道府県を超えて国レベルの対応が必要と思います。
現在外遊中の赤松農林水産大臣をはじめとする与党政府の一刻も早い適切な対応を願っています。

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5/2/2010 - メガネが壊れた
高速道路運転中にポロっと壊れました。
ブリッジのロウ付けの部分がポロっと。
一瞬パニックになりかけましたが、度つきのサングラスがクルマの中にあったので事なきを得ました。
金属疲労かもしれません。うーん、結構気に入ってたんですが。
力がその場所に集中するデザインだから、そうなのかもしれませんね。
いまは、予備の、マジメなエンジニアのフリをするときに使う渋いのを着けてます。
また買わなきゃなあ…それなりの出費になるんですよね、好みのメガネを作るのって。

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