案外近い米沢 7/3/2005

今日は本でも読みふけりながら思いっきりインドアな一日を過ごす予定でした。
しかし、週間天気予報に反していい天気です。こりゃもう、出かけるしかないですよ。
ほとんどNoPlanだったのですが、山形県の米沢市は、福島県会津若松まで高速でいけば(長岡からなら北陸道−磐越道でゆっくり走っても二時間)、そこからR121で65Km程度。
おや、これは案外余裕で日帰り圏内じゃないですか。
決めた。米沢にプリオン補給に行ってこよう。
というわけでやってきました会津若松。
これは磐越道の会津若松IC出口です。
標識にはR121とあり、米沢・喜多方方面を示しています。
喜多方にいるように見える標識ですが、今いるところは会津若松。ここから15Kmくらいいくと喜多方です。

喜多方は去年ラーメンを喰いに行ったのですが、今回は素通り。
目指すは米沢です。
ご覧のとおりのお出かけ日和でした。


ちょっと時間が余りそうだった(11時前にはメシ屋はやっていなそう)ので、R121でちょっと寄り道。
これは日中ダム。高さ約101m、堤長423m。「ロックフィル」というダム形式では東北有数の規模だそうです。
画像を見ていただくとわかる(かな?)のですが、コンクリート製じゃないんですね。
ロック・フィルの形式名のとおり、岩石で埋め尽くしたダムです。
多目的ダムで、下には発電所があります。

米沢に向かう途中のR121。
こんな感じの緩やかなS字カーブが連続してとてもとてもいい気分です。
クルマもあまり走っておらず、自分のペースで気持ちよく走れます。
飛ばすとか攻めるとかいう感じの表情の道ではないのですが、こういう適度なカーブが続く道は走っていて楽しいです。
これはきっとクルマでも楽しい道でしょう。
そして米沢に到着。とてもいい時間です。
ここは米沢駅前。前に見えるモダンな建物が米沢駅です。
R121をずーっと走っていさえすればここに到着します。
とりあえずバイクを置いて、肉やへGoです。
さっそくお店に入ってロースのステーキをオーダー。
とても美味でありました。
でも、きっともっと旨い店もあるはず。
今回は、あまりに突発的に出かけてしまったので、何も下調べをしていかなかったのです。
今度は念入りに調べて、(金額的に手が届く範囲で)米沢最高の肉を食わせるところに行ってみたい。
十分日帰り圏内だとわかったことですし、ね…。

食事のあと、まっすぐ高速で帰るのは味気ないので、ワインディングを走ることにしました。
これは県道2号線、「西吾妻スカイバレー」の頂上近く。山形県から福島県に抜ける道です。

福島ナンバーのライダーさんたちとしばし談笑。

同じ駐車場でNSR80に遭遇。
珍しくフルノーマルで、とても綺麗です。
ああうらやましい、欲しい…。
なかなか程度のよいNSR80は手に入りません。
12psの強心臓でとても楽しいバイクなのです。

乗ってたのは男性の方でしたが、お話を伺ったら実は奥さんのバイクで、ご自身は普段はNSR250に乗っているのだそうです。
──夫婦してNSRかよ!
とか心の中でツッコミいれたのは秘密です。


同じく山頂付近から福島県側を望みます。
山間に見えるのは桧原湖です。あの湖の畔の道まで降りていくんだな、とか思いながら撮影しました。
ちょっと雲が厚くなってきています。

山形はとても涼しくて、このあたりは、フルメッシュのライディングジャケットでは肌寒いくらいでした。
標高が高いせいもあるのですが、とても快適です。

スカイバレーの道は景色がとてもよく、そしてコーナーはタイトという、なかなか油断できない道でした。
特に福島県側はごらんのようにヘアピンカーブが連続してとても楽し…いや、注意が必要です。
上から眺めた桧原湖の畔まで降りてきました。
あちこち島がういていたり、釣り船がいたり、遊覧船がいたり…景色のいい湖です。
県道7号をずっと走って、そのまま有料道路の「磐梯山ゴールドライン」に乗ります。
そういえばスカイバレーは無料になった(昔は有料だった)のですが、ここはまだ有料のままです。
森の中をずっと走るルートで、道幅は決して広いとは言えず、またコーナーは結構急カーブです。
ゴールドライン、道は楽しいのですが、画像がこれしかないのは、安全に停車できるところがあまり無かったからです。

ゴールドラインを降りてからは磐梯河東ICから磐越道にのり、新潟中央JCTで北陸道に乗り換えて帰ってきました。

距離は290マイルですから466.9Km。
昨日車検から帰ってきて、調子を判断するにはいい距離、という感じでしょうか。