黒部ダム 8/31/2008

前日の天気予報だと、この日は雨ってことだったんで油断したのです。
でも起きてみたらなんだか明るいじゃないですか。
TVオン、PCオン、お天気情報チェーーック!
…北陸は晴れてるじゃないか!
いかん、もったいない。どこかに行かねば。
とはいえ出遅れた(このとき8:00AM)のであまり遠出は無理。
暑そうなので涼しいところで、とりあえず今日は雨がふらなそうなところ…ということで、黒部ダムにいってきました。
Webサイトなどで情報収集したりルート検討したりして、9:08AMに出発です。
黒部ダムオフィシャルサイトの交通案内を参考に長野ICから白馬長野有料道路へ。
このときの時間は11:28AM。高速使ってこんなもんでつくんですねここまでは。
オートバイは150円。んで1Kmくらいで終わる…。微妙です。なんでこんな短い有料道路なんでしょう。

その有料道路が終わって、県道31号線をひた走ります。
空いていて、信号も少なく(重要)、結構気分がいい道です。
そんな道で走行中に1枚。
どうですか。青い空。白い雲。緑の山々。美しいです。そしてトラックの「危」と「毒」。このコントラスト。もうタマリマセン。(何がだ)

県道31号から県道33号に乗り換えてちょっといったところ。
なんとも気分よい道です。

反対方向から。とりたてて何があるって道じゃないんですが、なんか爽やかで気持ちよかったもので…。
このあたりの道路の気温表示は27℃。メッシュジャケットで走っているとちょうどいいですね。
県道33から国道148に乗り換え、さらに県道45号に乗り換えます。
これは県道45号の途中。
別荘地だそうですが、木漏れ日が綺麗です。ぐんぐん標高があがっていきます。涼し〜。25℃の気温表示がありました。
カメラ構えてるのが右のミラーに写ってますがまあご愛嬌…。
で、県道45を行き着くとこまで行きますと、この扇沢駅。
立派な建物ですね。
黒部ダムはマイカーやオートバイでは行けないので、ここでトロリーバスに乗ります。
トロリーバス、日本ではこの立山黒部アルペンルートでしか現役運行はしていないそうです。
たしかにエンジン音はしませんでした。
なお、この扇沢駅は長野県ですが、黒部ダムは富山県です。トンネルの中で県境を越えます。

ちなみに見えている大型観光バスに書いてあるレタリングは「ECHIGO KOTSU」越後交通…って、同じよーなとこからきてるですな私と(苦笑)
どおりで見慣れたデザインの柄だと思った…。

扇沢駅に着いたのが12:30ごろで、トロリーバスの時間が13:00、ということで待合室…で見つけた「氷筍」の展示。
上から染み出してきた水が下に落ちて凍って、タケノコのような形の氷ができるんですね。
これで作った地ビールとか売ってました。
トロリーバスの改札。
チケットにバーコードがあって、それを定置式のバーコードスキャナで読み取って管理しているようです。
きっと、往復チケットの場合、ダムに残っている人がいないかとか突合せチェックしてたりするんでしょうね。

フラッシュ撮影は失礼だとおもってフラッシュを焚いておらず、しかも歩きながらシャッターを押してるためブレています。

トロリーバスで15分。
到着、黒部ダム。
大迫力です。
ダムの上を歩いている人と比べていただけるとかなりの規模なのがわかるかと思います。
近寄って撮影。
あんまり代わり映えしません。けっこう近寄っているんですが代わり映えしないってあたりが、規模の大きさを示しています。

堤長492メートル、高さは186メートル(日本一)、発電所までの水路落差は実に545.5メートル、総貯水量は約2億立方メートル。
でけぇーーーー。
ちなみに標高は1500mに迫ります。

ダムの放水部のほぼ真上から撮影。正直足がすくむ高さです。
虹が綺麗。
ダムの上まで水滴がうっすらと上がってきてました。このちかくだとはっきりと涼しさが増します。
その放水部付近から下流を俯瞰。険しい山々、大きくて深い峡谷が望めます。
これは逆方向、ダム湖のほうを俯瞰。遊覧船も出ていました。
黒部ダムの殉職者慰霊碑。
手を合わせてきました。ダムだけで171人もいるんですね殉職者。
各発電所を入れると300人を超えるそうです。困難を極めた建設だったのでしょう。
山いちごソフト。
ダム地区限定とか書かれたら喰うしかないじゃないですか。
うっすらとピンク色なのですがほとんどわかりません。
味はあっさりしていて良いです。
色の割りに香りが強いのは山いちごだからでしょうか。
一通り観光して、扇沢駅に降りてきて、さあ帰ろうかとオートバイのところにきたら、シートの上に掛けておいたジャケットにトンボが…。
往路は黒部ダムの公式サイトからの案内に従ったのですが、復路はナビゲーションシステムの「時間最短」でルート検索してそれにしたがってみました。
往路は長野ICまで上信越道でしたが、時間最短だと信濃町ICまで行け、と言う。
大回りするところをナナメに下道でショートカットするほうが早いというわけですな。
ほうほう行きましょう、って…行ってみたらですね、なんて道をナビゲートするんだガーミン(ナビ機種名)。
一応表記は県道なのですが…こりゃもう、「険道」ですな。
結局戸隠のほうを抜けて本当にショートカットして、信濃町ICまでほぼ国道を通らずに延々「険道」を通って行き(実は楽しかった(笑) 少しは広い道もありましたけど)、上信越道に乗ります。
そこからは上越JCTで北陸道に入って長岡までもう慣れた道。
個人的なお約束どおり、米山SAでサバサンドを喰います。
今回の走行距離は約450Km。
なんだ。案外近いぞ。黒部。ちなみに新潟県だけで300Kmくらい走ってるはず…。