瓢湖 8/10/2008

暑いです。
見た目だけでも涼しそうな白鳥でも見に行ってこようかと、「白鳥の湖」瓢湖までいってきました。
いろいろ道草くったら、なんだかいつのまにか350Kmも走っていましたよ。
長岡市街地から栃尾に抜ける道。
国道351号線。
短いけれど、前にクルマさえいなければ気分よく走れる山道です。
走行中に撮影しているので「走ってる感」がありますね。
ちなみにこのとき、前にいたのは、紅葉マークをつけたトヨタ・イプサム。

これがかなりの腕前で、ちゃんと車線内でアウト・イン・アウトはするわ、アクセルとブレーキのタイミングは最適だわ、ステアリングのタイミングや角速度も絶妙だわで、実に年季が入ったスムーズな運転で、いい気分で追走しました。


国道351から栃尾に出て、国道290に乗り換え、その道を新発田方面にひた走ります。
この国道290号線は、人も少ないし車も少ないし信号も少ないし民家も少ないし、非常にいい気になれる状況がずっと続くいい道です。
村松市内だけ、ちょっとごちゃごちゃしてますが、そこをのぞけばすいすい進みます。

この画像は、その村松市内の村松公園…の道を挟んで反対側にずらーっと植えられていたひまわりの花。
この道には、新潟大学農学部の施設があって、今日は「キャンパス市」というノボリが立っていました。
農学部で取れた農作物の即売でしょうか。
その施設の敷地内、クルマでいっぱいでした。盛況の様子。


どうせ道草くったので、道草ついでに、村松公園の前の道をずーっと上って、早出川ダムまできてみました。
標高そこそこあるので涼しいです。
これはダムから見下ろしたところ。結構高いです。高所恐怖症の人には向かないですね。
私は高いところ大好きですが…。
ナントカと煙は高いところが(げふんげふん

ダムの反対側の画像。
晴天が続いているのか、やや水量が少ないようです。
ダムから降りて、県道17号を津川方面に走ってみます。
村松からのこの道はとてもタイトで急カーブが続く道です。

こういう道をはじめて走るときはとても「ライダー脳」が活性化します。
走るラインをアタマの中に描いて、それに乗って走っているわけですが、こうブラインド(先が見えない)複合S字が連続すると、仮想のラインの前提が毎瞬ごとに崩れ去るので、毎瞬ごとに走行ラインを組み立てなおす、という作業が脳内で走り続けます。
もちろん、ものすっごく疲れます…。まあゆっくり走るのがいいんでしょうねえ。

R290に戻って、快調に距離を稼いでいたら…あれれ?
いや、これ、この画像だけだと別におかしな光景じゃないかもしれませんが。
でもですね、この辺、電車走ってないはずなのですよ。
いきなり、列車が出てきて、どうしたんだろうかと。
どうやら蒲原鉄道という私鉄が以前はあったらしいです。駅から降りてすぐスキー場ってのはいいロケーションですね。
夏はゴルフ練習場の模様です。
緑が鮮やかで、列車も風情があって目に気持ちよかったです。
なぜか国道49号にも乗ってみたりしました。
ここは津川町で、まっすぐいくと福島県。
湿地帯でちょっと有名です。
瓢湖到着。
ひょうたんのような形だから瓢湖、だそうです。
冬は白鳥の越冬地として有名ですが、夏は…いることはいます。
画像の右側の白い点が白鳥。
いっぱいの白鳥を見たいなら冬にくるのがいいでしょうね。オートバイじゃ寒そうですが…。

湖面の奥のほうに見える緑の帯はハスです。
このハスはちょっとした見ものでした。

近づいて撮影。
視界一面、ハスです。
8月〜9月が旬だそうで、まだつぼみも目立ちました。
この画像は結構広角で撮っていますが、実際の目で見るともっと圧巻です。
しばらく瓢湖ですごして、実は新発田までいってみたりうして、結構うろうろしたのですが、結局国道290号を通って栃尾に戻ってきました。
同じ道かよ!とお思いかもしれませんが、同じ道だけど楽しい道なのでいいのです。
で、栃尾の道の駅「290とちお」で一休み。もちろん名物の「あぶらげ」もしっかり喰いましたが、駐輪場でこんなオートバイを発見。

前タイヤの泥よけ(フェンダーというよりあえて時代を考えてこっちで)、カタカナで「メグロ」とあるのが読めるでしょうか。
500ccの空冷OHVエンジンを搭載。
私は旧車に詳しくないのでメグロのなんというオートバイかまではわかりませんが、メグロで500ccだと、1941年〜1966年の製作です。
博物館級なオートバイですが、ピカピカで、エンジンも快調そうでした。
実用していて動態保存。すばらしい。

さて栃尾から山古志に向かいます。
この山古志ルートは、そのうち「ルート案内2」としてご紹介したいと思ってます。気分いい道です。
これはその途中で寄り道した「杜々の森」です。
日本の名水100選に挙げられている湧き水があるのです。
まさに湧いてます。
金柄杓があって、飲むことができます。
もちろん、飲みました。旨かった。

ポリタンクを用意してたくさん入れている家族連れもいました。
しずかでのどかな空間でした。
木陰で暗いので、画像がブレ気味ですがご容赦。

今回の走行距離は350Km。高速使ってないわりに伸びてます。
しかし新潟県、広いなあ。