柏崎・赤坂山公園と微妙な観光案内 4/7/2007

先週末にバイクを引っ張り出してちょっとだけ走ったのですが、今日はものすごくいい天気なのでお出かけしたくなってしまいました。
これで明日、統一地方選挙がなければ泊りがけで走りに行きたいくらいでしたが、そうも言っていられないので、近所を散策がてら150Kmくらいをゆっくりプチ・ツーリングです。
柏崎市の赤坂山公園の桜が咲き始めたということで、とりあえずそこにいって、あとは、柏崎の文化的な名所?みたいなところをちょっと回ってみます。
今日は桜が「咲き始め」だという柏崎市の赤坂山公園。10時ごろ到着。
けっこうちゃんとした公園で、博物館があったり、遊具があるかなりの大きさの広場があったり、遊歩道があったりします。
ただ、公園規模からすると駐車場はちいさめですね。

ということで、たしかに咲き始めでした。
屋台も何件かありましたが、時間がまだ早すぎて、まさに準備している最中でした。買い食いできなくて残念。


おなじく柏崎市にある(というか平成の大合併で柏崎市もかなり広いのですが)、史跡の「飯塚邸」です。
正門に停めて撮影して、そそくさと駐車場に停める私…(笑)
今日この時間は私しか見学者がいなくて、おかげさまでじっくりのんびり隅々まで見せていただきましたが、ゴールデンウィークなどはバスを立てて観光客が来るそうです。
昭和天皇が、戦後巡幸しているときに、ここに2泊されたということでした。

正門から入って屋敷を望みます。
なんてことはない、フツーの家じゃん。そう大きいってわけでもないし…とか思うでしょう?
ところがこの家、この角度から見るのが一番短いんです。
奥に新座敷があって、中は非常に広大で、左側、画像には塀が映っていますが、その中は庭園で離れに茶室もあって、非常にみごとです。

内部も、さすがに古い家だけあって天井は低いと感じるものの、使われている材料が、柱と柱を上でつなぐ長押(なげし)が1本モノの正目材だったり、ケヤキ材が贅沢に使われていたりして、非常に上質な和風の家です。
材料だけじゃなくて、大工さんが設計と工法に工夫をこらした、「いい仕事がされている」というのがわかります。
非常に多くの部屋があるのですが、どれ一つの部屋も、妥協無く、ここにあるべき部屋としてきちんと仕上げられています。
大地主の屋敷だったということで、公の施設的な面と、私家的な面があるんですが、実に絶妙にそれらが同居しています。
決して攻撃的な華美さはないものの、とても居心地のいい立派で風雅で洗練された邸宅で、こういっては失礼ですが、こんなイナカにある家だとは思えません。
見学したときの興奮が文面から伝わっているでしょうか。
お近くのかたはぜひ一度くらい足をはこんでみては。
アミューズメント的な要素はないですが、たまにはいいですよ。


その飯塚邸からすぐ近くにある鵜川神社の大ケヤキ。
本当にケヤキかよこれ、と思うくらいでかいです。 大きさの対比のために、石碑のところに、私のヘルメットを置いてありますので、比べてみてください。
ものすごく太い幹ですね。
そしてさらに走って、高柳地区の「荻の島」という集落。
ここはご覧の通り、「棚田」と「かやぶき屋根」があるんです。しかも結構な数残っています。

すごいなと思ったのは、この数多くのかやぶき屋根の家は、展示設備じゃなくて、フツーに、民家として、地元の人が住んで、暮らしているんです。
だから裏に回ったりするとちゃんとエアコンの室外機とかあります(笑)
ただ、室外機も白じゃなくて茶色に塗ってあったりして、景観に気を使っているようでした。
ゆるやかですが、棚田(段々田んぼ)になっているのがわかりますか?

これは善根地区にある「不動滝」。
ここには3つの滝があるんですが、その中では最大の滝です。
実は三段構造なのですが、ここから見上げて見えるのは、その三段目だけです。
夏でも涼しそうでした。
画像だと大きさがイマイチ伝わらないですが、この三段目だけでもかなりの高さです。

左下の赤丸に不動尊が彫刻されてあるんですが、わかるでしょうか?

今回の距離は153.3キロでした。