村上で知る人ぞ知るやきそばを喰う 6/19/2005

実は今日、新潟県の岩船郡(かなり北のほうです)の関川村というところで、 「第32回 大石ダム湖畔UP・DOWN関川マラソン」というのが開催されたのです。
私は出場するわけではないのですが、勤務先の後輩のにょ@ながおかラーメン事業部の中の人が、出場しました。
それをひやかしついでに、村上市にある「天茂」という食堂のやきそばが旨いというので、それを食べにいこうということになりました。
バイクは私と、CBR929RRにのるやちださんの2台。
にょ氏は自分のクルマでマラソン会場まで、あともう二人、カッシーさんとふじーさんが参加。かっしーさんのクルマで合流です。
ふじーさんは、私の勤務先を退職されて、家業を継いでいます。
今日は彼の仕事場も見せてもらいました。
長岡から北陸道で新潟まで向かい、そのまま村上方面に進んで中条IC(終点)で高速をおり、そこから国道113号線で海沿いを走ります。
今回は、やちださんがトップを勤めてくれたので、私は二番手を走行。
なーんにも考えずについていきました(笑)

この後姿は、CBR929RRに乗るやちださんを走行中に後ろから撮影。
いい天気でいい気分です。
彼は黒いライディングジャケットで、いささか暑そうでした。


同じく国道113号でふと脇を見たらきれいだったのでやっぱり走行中に撮影。
手前の松がブレているのが、走行中の臨場感を出してます(笑)
撮影が間に合いませんでしたが、青い松林、白い砂浜がきれいな海岸線です。
私は東北行きは国道7号を通ることが多いのですが、こんどからこの113号を使おうかなと思うくらいにいい道でした。

にょ氏の出走が9:30だったのでゴール後に集合、ということで余裕を見て11時にゴール地点に着くことにしていました。
時間に余裕があるのでちょっと遠回りして、山道をはしろうよ、というのをやちださんと合意して、意気揚々とちょっと迷いつつ山道に入ったら…。
工事用車両が通るのか、バリケードがちょっと開いていますが、こういうところでは一般車は引き返すべきですね。
もちろんわれわれも、すごすごと引き返しましたとも。(^^;
そしてゴール地点に向っている途中に、力走するにょ氏を捕捉。激写!
ゴールまであと一息の地点です。
にょ氏のあとからも力走するひとが続々やってきます。
私たちはここでバイクを止めて、周りの人と一緒に選手たちに拍手を送りました。
いや暑い中みなさん苦しそうです。
ゴール直後のにょ氏。
汗ダラダラ疲労困憊、おつかれさまでした。
ゴールの近くに仮設された売店。
結構にぎわっています。
かなりの人手で、村おこしの事業としてはなかなかの成功なのじゃないでしょうか。
この画像の中心からちょっと右、白衣を着てらっしゃるかたがいます。
これはもう撮影させてもらうしかないですよ。
ちゃんとポーズまでつけてくださいました。
一応念のため。このかたは男性です(笑)
ゼッケンをつけているところをみると、この格好で出場したようすです。

どうですかこの浅黒い肌、そして看護士白衣、足なんて白い網タイツですよ。しかも頭にはバニーですよ。
すばらしいコラボレーションといえるのではないでしょうか。
しかしこのかた、これでなかなか速そうでした…。

ものすごく暑かったし、またにょ氏が汗だくだったので、道の駅関川にあるお風呂にはいることに。
ここでようやく全員そろいました。
真ん中でアクションしてくれてるのがふじーさんです。
どんなアクションかというと。
こんなアクションです。
カメラを向けるとアクションしてくれる人って大好きです(笑)

画像右はやちださんで、左で汗をぬぐってるふりをしつつタオルの隙間からこっちを見てるのがカッシーさんです。
ふたりともふじーさんを見習いましょう(笑)

わたし、ここでデジカメを落としてしまい、それいこう私のデジカメはレンズカバーが開閉しなくなってしまいました。
広角レンズ付きのに買い換えるきっかけかなあ…。いや撮影自体は問題なくできるのですけどね。

これが、目的の店「天茂」。
村上市の市街地にあります。
「てんしげ」とよみます。
暖簾が裏返しだったり、営業してるのかどうか外見からよくわからなかったり、なかなかに「しょっぱい」感じの店構え。
地元のふじーさんの案内がなかったらたどり着けたかどうか微妙です。
もちろんこの店は地元のふじーさんの紹介です。
これは玉子やきそば。

このお店、ラーメンやカツ丼などもある、いわゆる「食堂」。
で、メニューのまっさきにやきそばがあるという変り種です。
店に入ると、もうやきそばの匂いが…。

ソースがテーブルにおいてあって、自分で好みに味をつけます。
これはごくプレーンな状態。
この状態でも塩コショウがそれなりに利いていて旨いです。
盛りもよく、結構おなかいっぱいになります、が、やきそばなのでペロリといけます。

カッシーさんは「カレーやきそば」をオーダーしていました。
あまりに旨そうな匂いだったので、私はこの玉子やきそばを早々にたいらげて、カレーやきそばも注文してしまいました。
(カレーやきそばは二人でつつきましたけど(^^;)
こちらも美味でした。おすすめのお店です。

そのあとふじーさんのご実家にお邪魔しました。
彼の家業は、箱の作成です。
お菓子の箱とか、そういうボール紙製の、飾りがついた箱がメインです。
が、雅子様のご成婚の際のお菓子などをいれる箱や、愛子さまご生誕のお祝いを入れる箱も、この家で作られたそうです。
(写真がかざってありました。立派な箱でした)

これは、ボール紙を一気に裁断する機械の使い方を実演しているところ。
神妙に聞いています。
人間の腕(指じゃなくて)くらいならズッパと切れそうな切れ味です。
ぶ厚く重ねたボール紙を一刀両断でした。

これは、裁断したボール紙を箱に折る際に折りやすいように紙に切れ目を浅く入れる器械。
これも実演していただきました。

正直なところ、紙で箱を作ると聞いたときは、もっとこじんまりと手仕事なのかなと思っていたのですが、工程ごとにそれに特化した専用工具が用意されていて、これはやはり工業なのだなあと思いました。

これは工程の最後に近い部分。
飾り紙(でいいんだろうか、箱の外装ですね)を貼るための作業台です。
ローラーのところに糊(ニカワ)が循環し、飾り紙の裏にニカワがべったり塗られた状態で、緑色のところにでてきます。
緑色のところもベルトコンベアになっていて、これが動いて飾り紙を運び、流れ作業でここに箱を置いて貼り付けていきます…って、書くと一文ですがこれちゃんとやるのかなり大変だと思います。

箱を置いて位置をそろえるのは手作業で、ふじーさんのご母堂は簡単そうにささっと(ニカワなしで)実演してくださいましたが、あれは経験をつんでいるからこそできる手捌きで、ここはかなり熟練が必要なのではないでしょうか。
ふじーさんのご両親。

突然お邪魔したにもかかわらず、仕事場を見せていただいたり、実演までしていただいて、本当にありがとうございました。
非常に興味深いひと時をすごしました。

距離ははかり忘れてしまいました(^^;
県内のショートツーリングでしたが、イベントは盛りだくさんでした。
走りがメインではなかったのですが、たまにはこういうのもいいですねえ。