能登石川 5/1/2004 〜 5/2/2004

ゴールデンウィークですが、多少なりとも休みが取れたので、会社の後輩と、また別の友人と三人で石川までいってきました。
私と後輩は長岡出発ですが、友人は横浜からの出発です。

集合場所は北陸道の名立谷浜SA。
一番奥のが私のバイク、ひとつ手前のFZRが友人のバイク、ひとつ飛ばして最も手前にあるCBRが後輩のバイクです。
9:30集合くらいの予定だったのですが、みなさん結構早めにつきました。
あいにく曇り空で小雨がぱらついていて、雨具をどうしようかな?と微妙に悩む状態です。
昨日はあんなにいい天気だったのに、この日はバイクだと肌寒いくらいでした。

名立谷浜SAを出発して、小矢部SAまでは各自フリー走行。
排気量や走り方、航続距離がちがうので、高速道路はそのほうがスムーズなんです。

で、小矢部SAで昼食。
せっかくココまで来ているのでとりあえずますの寿司が含まれているメニューを選択しました。
味は「まあまあ」です。
蕎麦に関しては、ハイレベルな蕎麦を喰いなれている長岡の人にとってはイマイチかもしれません。
揚げ物はエビカツです。


食事後小矢部ICで北陸道を降りて、海岸線を走りつつまたちらちらと山道も走りつつ能登島に向かいます。
この画像は途中でちと道を間違えたときに撮影。
赤い服で赤いヘルメットが友人。黒い服が後輩です。
なんとなくポーズをしてくれました。
見ての通り、一般道は基本的にこの隊列で走りました。
私がトップ(先頭)を走ります。
なぜかというと…あとの二人、二人とも地図を持ってきてないんです。
なんてこったい。
能登半島の付け根、七尾・和倉あたりから能登島に伸びる橋、能登島大橋。
大きな橋です。
これをわたって能登島にいきました。
念のために書きますが、この橋は川じゃなくて海にかかっています。
能登島内は隊列走行を解き、フリー区間にしました。

画像からもわかりますが、真中がおおきく盛りあがっています。
なんでだろう?と思ったら後輩がひとこと。
「船が通るんでしょうきっと」
おおなるほど。

フリー走行なので適当に走りつつ…ん!?と目に留まった看板。
温泉たまご施設!
たまご大好きな私としてはこれは見逃せません!
なんかこう、工場みたいなところで続々と温泉たまごが作られているみたいなイメージが。
見学とかできるのかなぁ。温泉たまご売ってたら買って喰おう…とか思いながら敷地内へ進入。
これが「温泉たまご施設」の真実…。
要するに、温泉がわいていて、そこに、自分で卵を用意して入れておくと温泉たまごができるという…。
温度は68℃くらいだそうで、18分から23分で温泉玉子のできあがり。
アレですな、地元の人たちが使う施設ですなこれは。
ううう、温泉たまご喰いたかった…。
能登島からの海。
新潟県とはまた海の色が違います。
ずいぶんとトロピカルな印象。
このあたりからはかなり天候も回復してきました。
いい天気なのが伝わると思います。

能登島の道は大変いい道で、予想よりすいていたせいもありますが、走りやすい状態でした。
後輩によると、「(とても書けない)Km/hくらいまで問題なく出せました」だそうです。あわわわ。

能登島から本土(というのかな?)に戻って、和倉温泉のホテルに向かいます。
ホテルなおき。
微妙な感じの公式サイトですが、まあそれはさておき。
連休中だったし、予約が急だったもので、宿泊料は高かったのですが、そのかわりというかなんというか、部屋はとても広かったです。
これを3人で使うのか?というくらいの広さで、2間続きでした。
料理もかなりのものでした。この画像は3人前の夕食です。
このほかにもちろんご飯とお吸い物(澄ましでした、西文化ですねぇ)と、あとデザートがつきます。
朝飯もすごく豪華でちょっと驚きました。

和倉温泉は強食塩泉だそうで、飲めるところがあったのでちょっと舐めてみたんですがかなり塩辛いです。
海底に出ているというのも関係しているんでしょうか。

食事後、七尾市にある5Spotというジャズバーにお出かけ。
友人の知り合いであるシンガー(&ピアノ)のライブがたまたまあったので行って来たのです。
画像はそのヒトコマ。
その人はやまもと きょうこさんという人です。
ジャンルは、ラテン?でしょうか、私はあまり音楽のジャンル分けに詳しくは無いんですが…ジャズというよりラテンミュージックだと思います。
ピアノの弾き語りで、スペイン語の楽曲を多く演奏していました。
ユニットを組んでいる男性は海沼さんという人で、パーカッションをされています。
この画像ではたたいていませんが、スチールパンという楽器を演奏していました。
スチールパンはドラム缶をたたいて作ったというのが発祥だそうですが、その音色はとてもその出身を感じさせません。
とても澄んだイイ音がします。
二人とも、肩の力を抜いて楽しそうに演奏をしてくれました。
それでいて二人の中で真剣勝負をしているところもあって、思いのほか楽しいひと時をすごせました。
翌朝は9時ちょっと前にホテルを出発。「ヤセの断崖」にむかいます。
これはその途中。
走行中の自分たちを撮影することに成功した一枚です。
逆光気味ですが…それでも一応全員が写っています。
さすがにカメラ目線はできませんでした。
今回、デジカメを新調したのですが、ようやく慣れてきたという感じです。
ごらんのように朝からいい天気です。
自殺の名所らしい、「ヤセの断崖」
この日は晴れていて、しかも日中であるため、観光客もたくさんいて、自殺の雰囲気ではありませんが。
ここで跪いているのは私です。_| ̄|○
友人撮影。

断崖の高さは35mあるそうで、断崖の突端までいけるのですが、正直足がすくむ高さです。
これ以外にも、「死神を切れぬあなたに父母の声」とか、「自殺する勇気があるなら生きてみろ!」とか「遊歩道を引き返すことも人生」とか立札が多数。

断崖の突端で、下を覗き込んで画像を撮影したのですが、やはり画像ではあの恐怖は伝わりません。
ほんとうはその画像にしようかと思ったのですが、アレはその地に立ってみないとわからないかなあと思いこっちのネタ画像を掲載です。

ヤセの断崖を通り抜けたあとは、千里浜、なぎさドライブウェイに向かいます。
これはその入り口のレストハウスで食べた「貝めし」
はまぐりのまぜごはん、やきもの、お吸い物とまさに貝尽くし。
しかし、団体客用に朝仕込んでしまうのか、出されたときは既に冷めていてあまり旨くありませんでした。
おすすめしません…。
しかしここでしか喰えなそうなので、話の種に一度くらいは食べてみてもいいかもしれません。
そして千里浜、なぎさドライブウェイ。
砂浜、海のすぐそこまでクルマやバイクでいけます。
私のようなオンロードバイクでも大丈夫。
砂が引き締まっていて、まあアクセル全開!とかしない限りは、普通に走れます。

この画像、私がなにを指差しているかというと…

…これです。
なにせ砂浜。
いくら締まっているからとはいえ、そう簡単にバイクのスタンドを支えられません。
というわけで、先のレストハウスで3人ともコーラを買って飲み、それをつぶして持ってきていたのです。
そういうのがないとちょっとここでのんびり休憩というわけにはいきません。
なお、休憩したのはいいものの、友人がここでサイフを落としたことに気がつきました。
赤いバイクに赤い服のくせに真っ青になって戻ったのですが、レストハウスのベンチ下に手付かずで落ちていました。
不幸中の幸いです。
その後すぐに能登有料道路に乗り、北陸道を使って長岡に戻ります。
一応名立谷浜SAで再集合して解散にしました。
これはその再集合した際の乾杯の模様。
茶豆ソフトクリーム280円で乾杯。
3人とも喰いかけなのはご愛嬌…。

味はちゃんと枝豆の味がしました。

今回の走行距離は大体767Km。
1泊2日、複数人でのツーリングとしては、いい距離を走っています。