日帰り 水沢うどんを喰おう。でもなぜか長岡〜関越道〜榛名〜伊香保〜草津〜志賀〜中野〜板倉〜柿崎〜北陸道〜長岡ってまわってきちまいました 8/18/2002

ここのところバイクでの遠出というものをしていないわけで。
そうするとやはりストレスもたまるわけで。
いっしょに行きたがってた人もいたのですが、同行者がいると、その、いろいろと、好き勝手な行動をとりにくくなるので、今回はソロでいってきました。
日帰りで、手軽なところで、榛名までいって、水沢うどん「清水屋」のごまだれのうどんを喰うというのを、とりあえずの目的にしました。
が、やはりというか、あまり最近バイクに乗れていないストレスがスパークしたというか。
気軽で手軽な日帰りツーリングのはずが、ずいぶんな距離を走ってきてしまいました。
榛名、伊香保までは計画してたんですが、あとは…高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応(意訳=いきあたりばったり)してました。
こーいうのは、ソロツーリングならではの芸当ですねぇ。
メンバー集めていくときは、彼らの楽しみも考えなきゃいけないですからねぇ。
#それはそれで、楽しい(笑)
起床が6時30分AM。
すばらしい目覚め。目ぇパッチリひらきました。
平日もこうだといいんですけどねぇ(遠い目)
で、さっさと出ればよかったんですが、Webで天気予報を確認。
う、群馬県とか長野県とか雨の予報…。
そーいや朝6時のひまわり画像(ミラー)とか見ると、うーんこれは、よしたほうが?
山形方面に変更するか?うーん?とか悩んでしまいまして。
結局、いいや榛名でぬれても新潟県に戻ってきたら晴れてるんだから乾くよ、と思い決めて出発したのは7時過ぎ(^^;
長岡ICから関越道に乗って、そのまま一気に渋川伊香保…までいくのも寂しい気がしたので、とりあえず月夜野でおりてみたり。
そこから国道17号をしばらくはしって渋川市や伊香保まで到着。
渋川市で、国道17号から県道33号に乗り換えます。
そしてひたすら県道33号を登ります。この道が榛名へと続く道なのです。
この県道33号は、途中からリズムのいいワインディングに変わります。
天気予報どおり、榛名は、小雨が降ったり止んだりしていました。
路面がセミウェットなのがおわかりになるでしょうか。
曇っていたので、絶景は見ることができませんでしたが、しかし、この道で、周囲の景色がいいのは事故を誘発するかもしれません。
いいペースで走るワインディングとしては、それなりにハードな道です。
こんなふうにカーブが続きます。
そんなふうにカーブが続いた後、ふいに現れる直線。
県道33号か、あるいはもう28号に入っているのか。
榛名湖へいく直前の道です。
全長はざっと2キロほど。
ついついアクセルが開きますね(笑)
もちろん北海道ほどではないのでしょうが、いままで曲がりまくっていただけに…。
ちなみに県道33号は本当に気持ちいい道で、ワインディング部も、ついついペースが上がりがちになります。
セミウェットの路面にも関わらずステップを擦りまくるようなペースになってしまっていました。
このあたりを通ったのはまだ10時前でして、もしかしたら、だからすいていたのかもしれませんが。

っと、その、気持ちいい県道33号ですが、ワインディングがはじまったばかりのカーブ数箇所に、人為的に大きなうねりがつけられていました。
高速で飛び込んだら跳ねそうな…トラクション抜けそうなうねりです。
「走り屋」対策なのでしょうが、そのセクションはバイクも危険ですので、安全運転でどうぞ。

榛名湖に到着。
そうそう、このあたりの名物らしいのですが、馬車も目撃しました。
などと一休みしていたら、残念ながら天気が崩れてきました。
空は暗くなり、雨がポツポツと当たり始めます。
セミウェットだった路面はあっというまにヘビーウェットに。
こりゃいかん、と思って早々に退散。
そんなに遠いところじゃなし、今度は晴天を狙ってくることにしましょうか。

同じルートなのは芸がないですが、なにしろ今回の本命は水沢うどんを喰うこと。
となればやはり県道33号を降りるしかないわけでして。
さっきの直線をびゅーんと走り抜け、ワインディングをグネグネと走りぬけて、伊香保の温泉街に突入、すると県道15号線とのT字路があるのでそこを右折。
いざ水沢へ。

と、そのまえにおみやげおみやげ。
伊香保といえばやはり「湯の花まんじゅう」でしょう。
湯の花まんじゅうって温泉饅頭のことじゃん。温泉まんじゅうなんて何処にでもあるじゃん、とお思いの貴方。
たしかに群馬全域で温泉饅頭を湯の花まんじゅうともいいます、が、発祥は伊香保なんです。
伊香保温泉の湯の色は錆色というか茶褐色。まんじゅうの皮にカラメルを使って茶色にしてあるのは、その湯の色にちなんでのことなんだそうです。
そしていよいよ水沢うどん。
行く店はもう決めてありました。
「清水屋」です。水沢うどんのなかでも私のイチオシです。伊達に宮内庁御用達ではありません。

讃岐うどん、の本場の味はしらないのですが(いったことないので)、新潟近県で食べられるうどんとしては文句ナシに最高峰ではないでしょうか。
ツヤ、こし、まるで刺身のようなうどんです。
ざるで出てくる冷たいうどんで、ごまだれでいただきます。
このごまだれがまた、こう、あまいタレではなくて、なんというか、クールです。
ちなみにこの画像は大盛り。
正直、ちょっと多かったです(^-^;
価格は大盛りで1300円くらいでした。高い。ですが、食べる価値はあります。しょっちゅういくには高い値段ですが、伊香保や榛名を訪れた際にはぜひ一度おためしあれ。

腹も膨れたところで、もう一度伊香保に戻って、湯本通りを散策します。
ここは歩いたほうが良いので、バイクは駐車しました。
ぶらぶらと歩き回ります。ここは結構歩いてみると、見るところがありまして。

まず、江戸末期から続いている石段通り。これが全部で360段、300メートルほどつづきます。
周りには休憩所兼お店、また石段の湯などがありました。
1往復してみたのですが、これがなかなかしんどいです。運動不足を痛感しました。
与謝野晶子の歌が刻まれている箇所もありました。

石段を登りきって伊香保神社でお参りし、こんどは坂道をくだっていくとそのうちまた湯元通りに戻ってきます。
かまわずずんずん歩いていくと、飲泉所が。
かなり酸性が強いようで、画像のとおりに、温泉の出口が侵食されて変形しています。
もちろん飲みましたとも。
ぬるくて、鉄くさい味でした。まあ、旨いものじゃありませんでしたね(^^;

さらに歩いていくと露天風呂と、湯本観覧所が。
ドーム状になっていて、第二源泉出口から湧き出してくるところを見ることが出来ます。
画像のとおり、源泉では湯そのものは透明です。
しかしお風呂に入れるようになるまでに、酸化されて茶褐色になるんですね。

さて、本当はそこからさっさと帰るはずだったのですが、なぜか帰る方向を故意に間違えまして。
表題のとおり草津〜志賀〜中野〜板倉〜柿崎といってしまったわけです。
草津に行くまでに通った道で「六合村」という村があります。読めますか?
「くにむら」だそうです。道の駅があったので、ちょっと一休みしました。
草津から、志賀草津道路を通って志賀に抜けたのですが、この区間は完全に雨雲の勢力下に捕らえられてしまいました。
雨は降ってくるわ、高度的に雲の中に突入してしまって視界はわるいわ、すっげぇ寒いわ(フルメッシュ着ていった…)で、とても立ち止まって撮影している余裕はありませんでした。
しかし志賀から湯田中に抜けて来ると雨も止んできまして(晴れているわけではない)、気温も上がり、ちゃんとペースを出して走れるようになってきました。
下りの気持ちいいワインディングを、快調に飛ばしていると…な、なんだこりゃ!? なんだかよくわかりませんが、スゴイ勢いで蒸気?を噴いていました。
そしていよいよ新潟県に入ります。
板倉町には、友人がいるので、新しく自分の家を建てた彼に電話をして、お茶をご馳走になりました。
ちなみにその彼は、このコーナーでもたびたびでてくるZZ-Rに乗ってる人です。奥さんもライダーです。
いい木材をふんだんに使った家でした。書庫があるのがとてもうらやましい。
お茶を何杯もご馳走になり、スイカもモリモリと喰ってしまいました。ごちそうさまでした(ここんとこ私信です(^^;)
さて、そこから柿崎まで30分くらい。そして北陸道に乗ります。
ふとメータパネルを見ると、燃料がない。
そこで、すぐ近くの米山SAで給油することにしました。
もうここは高速道路から海が見えます。
あいにく曇っていたため、夕日こそ見えませんでしたが、米山SAから海を一枚
あれ?本当は茜色の空なのですが、これはレンズのせいなのかな?あるいはCCDのせい?
それなりにキレイな空だったのですが、この画像では不気味ですね(^^;
これは、…つまり、みなさんもぜひ肉眼で見てください、ってことで(^^;

今回の走行距離はざっと290マイル。ということは460キロ強というところ。
久しぶりに、みっちり走った一日でした。