日帰り六十里越小豆温泉 6/2/2002

久々に、会社の同僚達を交えてのツーリングです。
でもいろいろと忙しくて、予定参加人数は4人。
田沢湖を予定していたのですが、土曜出勤という人もおり、日曜の日帰りツーリングへと変更されました。
今回の総長、じゃなかった、ツーリングマスターは初期型CBR1100XXを駆る永井女氏(注:男性です)でした。
今回のテーマは、「秘境」「湖」だそうです。
今回は日帰りということで、7時に長岡市のとある駐車場に集合です。
なかなかにハードなスケジュール(^^;
ここには3台集まる予定でした。
ZZ-Rを駆る清水乙乙尺氏は、いまの住居の板倉町から高速を使っての集合です。
ちょっと遅れましたが、マージンは30分ほどとってありました。
問題なく全車そろって出発です。
とりあえずの目的地は「鏡ヶ池」。
というわけで「鏡ヶ池」到着。新潟県の入広瀬村、 R290沿いにある湖です。
ここでしばし休憩。
念の為、左から、ZZ-R、真中が私のFZS、右が今回の総長、じゃなかった、マスターのCBRです。
後ろの池が「鏡ヶ池」です。
この日は基本的に風が強かったせいか、湖面は結構波立っており、「鏡」という感じはしませんでした。
写っている建物はドライブインのようで、まださすがにこの時間(8:00AM)は開いていませんが、のぼりがはためいていました。
のぼりの文字:「山ごっつぉ」
いやあの、方言なのでしょうが…まあ「山のご馳走」と言う意味だというのはほとんどの人がおわかりになるでしょうが…あまり方言を使いすぎると、ターゲットである観光客に意味が伝わらないというデメリットもありますねぇ。
…てなことを、板倉町の振興課(だったかな)にお勤めの乙乙尺氏と話してました。

…しかし、ここでの集合時間になっても、もう一人が来ません。
もう一人は、ZRX1100を駆る小林虎噴射氏。
ツーリングでは大体しんがりをつとめてくれて、さりげなくパーティ全員のフォローをする…んですが、朝メチャメチャ早いはずの彼が遅れています。
これはどうした?と思ったのですが、「先に行っていてくれ」とのこと。
「きっと前日浴びるように飲んで寝過ごしたに違いない」と根拠のない断言をして、みんな先に進むことにします。

これは田子倉ダムの一つ下にある只見ダムから、田子倉ダムを望んだ画像です。

R290からR252に乗り換えて、いわゆる「六十里越」と呼ばれる山道を走り抜けました。
鏡ヶ池を出発したのが8:40AMごろで、日曜としては朝も早く、クルマがまったくといっていいほどいません。
かなりテクニカルなセクションなのですが、今回の総長、じゃなかった、マスター、飛ばすこと飛ばすこと(笑)
もちろんリスクを背負って攻めるわけではないのですが、ゴキゲンな道、涼やかな風、草木の匂いに誘われたのか、かなりのハイペースでセクションをクリアしていきます。
もちろん私も続きます。総長、じゃなかった、マスターのハイペースに引きずられて、なんどかステップが接地するようなバンクでコーナリングしていました。
そして「あっ」というまに田子倉湖を過ぎ、田子倉ダムを横目に下りセクションに突入、そこをさくさくっとクリアして、只見ダムの横のドライブインの駐車場で一休み。
この六十里越、工事が多いのですが今回はそれほどでもありませんでした。
砂利を通過する工事現場が数箇所ありまして、そこだけは注意して走りました。

ところで私はこの日、Tシャツの上にフルメッシュのジャケットを着ていったのですが…寒かったです。
もぉこの時点で寒くてダメでした(^^;
エンジンの風下に座って暖を取っていたり。

ここでもしばらくダベっていたのですが、虎噴射氏は追いつきません。
まあ彼に限って事故や転倒ってこともあるまい、ということで、温泉でのんびり待とうということになりました。
その場で候補地から決めたのですが、それが小豆温泉です。
9:40AMごろ、出発。

そうそう、ここで、私のFZSと、総長、じゃなかった、マスターのCBRを交換してみました。
温泉まで交換試乗というところです。
CBRは、さすがにホンダのフラッグシップだなというところでした。二軸二次バランサーが装着されたエンジンはとてもスムーズですし、力も下から上までキレイに詰まってます。
頑強なシャシーにパワフルなエンジン。100キロくらいで大きくバンクするコーナーが、とても気持ちいいです。この辺はさすが超高速マシンというところでしょう。
ブレーキもタッチ、効きともに秀逸でしたが、特殊なコンビブレーキのクセというのは、多少気になりました。
背筋を使う伏せたポジションのバイクに乗るのは久しぶりで、ついつい目が三角になりそうでした(笑)

で、小豆温泉に行ってきました。
到着が大体11:00AMくらいだったでしょうか。
温泉の紹介はリンク先に任せるとして、建物の中で驚いたのは、梁がとても太い木でできているというところでした。
がっしりした作りでした。

12:00くらいまで風呂に入ったりまったりしてたりして、茶屋で飯を食おうということになりました。
左の画像は、この温泉施設と、茶屋(ドライブイン)を結ぶつり橋です。
右は、そのつり橋から下を眺めた様子。
極太のワイヤー2本によって主に吊り下げられているつり橋ですが、派手に渡るとそこそこ揺れてくれて、つり橋の趣を味わうことが出来ます。
山の緑に囲まれていて、また川もあり、かなりいろいろな音が聞こえてくるところでした。

ドライブインでは、私と総長、じゃなかった、マスターが「茶屋ラーメン」を、乙乙尺氏が「そばラーメン」をオーダー。
どんなものだったかは、ご想像にお任せしましょう(笑)
#茶屋ラーメン、そこそこは旨かったです。
#あ、でもその後に喰ったごまソフトクリームは「そこそこ」じゃなくて旨かったです。

この時点でも虎噴射氏あらわれず。
連絡をとろうにも、ここは圏外でした。
そうそう、携帯が使えるようにするしないで話題になっている尾瀬の入り口まで、ここから20Kmくらいです。

で、14:00ちょっと前かな、出発したのですが…眠いんです。眠い。眠い眠すぎる。
バイクで眠くなるはずがない、と原付に乗っていたときは思ってたものですが、余裕がある普通二輪以上のバイクは、リラックスして乗れる分だけ眠くなるんですねぇ。
で、R401、昭和村あたりで空き地を発見。
三人して、寝ます。(笑)
画像は、その空き地にあった電話ボックス。なんとなく素敵。
14:30ごろついて、出発したのが15:20ごろでした。その間で30分くらいは眠っていました。
これがよかったです。以後、睡魔に襲われることはありませんでした。

ここにくる途中、ケータイが圏内に入ったところで虎噴射氏にTELするも、留守伝に。
とりあえず総長、じゃなかった、マスターがいまどこにいるのかなどを入れておきます。
コンビニの駐車場でTELしたのですが、私はあまりの寒さにそのコンビニで雨具を買いました。
メッシュジャケットの下に着込み、風をさえぎるためです。いい天気なのに、風は冷たいんです。
むぅ、大自然を甘く見ていたか…

さてこれから、R400に乗り換えて沼沢湖を目指します。

つきましたっ!(速っ
沼沢湖はカルデラ湖だそうです。
砂浜があって、また風が強く波立っていて、海のようにも見えます。色がちがうけど。

到着したのは15:40ごろでしたでしょうか。
途中のR401、R400、総長、じゃなかった、マスター、飛ばしまくります。
攻めるまでいかないのですが、「マスツーリング=複数でツーリングする」のペースじゃありません(笑)。そう、「ソロツーリング」ペース。
もっとも、道はすいており、またよく整備されており、さらに「オイシい」コーナーがたくさんある道でした。
だからまあ、飛ばしたくなるのも無理はないですが…ちなみに私、総長、じゃなかった、マスターについていったので同じペースで走ってましたが、初めての道なので、一人だったらもっと遅いペースになってたと思います。
シーズンオフとはいえ、道も湖もとても空いていて、このルートはかなり気に入りました。

相変わらず、虎噴射氏と連絡つかず(^^;

ここからまた、R252に戻って、六十里越を通って新潟県に戻ります。
途中ペースカーなどの影響で(さすがに夕方は朝より車が多い)、別段飛ばしている感じではなくなっています。
往路では通り過ぎた田子倉ダムで休憩。
このとき大体17:00をちょっと回っていたでしょうか。
寒くなったので自販機で暖かい飲み物を購入。たしかロイヤルミルクティー。
飲み終わったあと、何処をどう探してもゴミ箱がありません。
キョロキョロしていると、乙乙尺氏が看板を指差すではありませんか。
書いてある文字は「ゴミと思い出は持ち帰りましょう」(笑)
やれやれ(^^;
ええ、家まで空き缶を持って帰りましたとも(笑)
17:30ごろ田子倉ダムを出発、六十里越の続きをクリアしながら(六十里越の中に田子倉ダムがあります)、栃尾市に向かいます。
ちょうど夕日に向かって走っている状態で、非常に眩しくて気を使いました。
木漏れ日などで、影と光が交互にチラチラとやってきて、目がチカチカしてしまいそうになりました。

画像は、ビビルくらい立派な、栃尾の道の駅です。
3台並んだ状態を、総長、じゃなかった、マスターが映そうとしているのを映してみました(笑)

栃尾は油揚げが名物でして、長岡市の飲み屋にもおつまみとして定番で「栃尾の油揚げ」があります。
これは厚くて旨みが強く、お醤油でいただくのですが、日本酒には抜群に合います。オススメです。

ここについたのが18:30ごろ。
19:00ちょっとまえに解散となりました。
#実際には、長岡市までみんな一緒に帰ったんですけどね。

というわけで、「秘境」「湖」なかなかのツーリングでした。
日帰りではありましたが、朝早く出たこともあり、かなり走った気がします。
実際に200マイル(320キロ)以上走っていました。
楽しかったです。ありがとう、総長、じゃなかった、ツーリングマスター。

追伸。
小林虎噴射氏は、やはり前日深酒された(メールによれば「ストロング系の呑み会」…すごそうです(^^;)ようで、午後8時くらいまでは休んでいらっしゃったようです。残念。
でも、次の総長、じゃなかった、マスターは小林虎噴射氏なので、きっとスゴイリベンジがあることでしょう(^^;