夏井川渓谷 11/11/2001

さ、寒いです。
しかしバイクをしまう前にちょっと遠出したくなりました。
幸い、良い天気になりそうですし、ちょっといって来ます〜。
さて、11日の朝6時40分ごろ。
出発です。
右の画像は、出発直前の、私の住まいの前の道です。
黄色に色づいているのはイチョウ。
同じところに生えているイチョウでも、まっ黄色になっているのもあり、まだ緑のものもあり。
不思議なもんですねぇ。
ふと綺麗だったので一枚とっておきました。
夜明け直後の朝の様子がお判りになるでしょうか。
長岡ICから少しだけ関越道にのり、そこから自動的に北陸道に乗り換えて新潟市へ、そこから磐越道に乗り換えて…
この画像は新潟県と福島県の県境の津川町、磐越道の上川PAで撮影したものです。
このあたりでも充分色づいています。
それもそのはず、このとき(AM9時ごろ)、気温表示は摂氏3度。寒い寒い。
アンダーパンツをはいてくるべきだったかなと思いました。

このあたりから磐越道には霧がでてきて、制限速度が50Km/hに設定されていました。
で、マジにそのくらいしか出せません。濃霧でした。
このPAはちょうど霧が切れたスポットに入っていたようでして、うまく撮影できました。
それでも左の奥のほうは白くかすんでいますね。そしてこれからずっと乳白色の闇の中を走ることになりました。

じつはもっと早い時間には濃霧のため通行止になっていたそうです。
このあたりを通るときは気をつけないといけないようです。

磐梯山SA。
このあたりから霧が晴れてきました。
まるで白い壁から抜け出たように突然青空が。
右の画像の「白い煙」に見える霧の中を走っていたんですね。
ここで給油して「牛串」を喰らいます。
旨い。
埼玉からスタートしたハンドル「H?さん」に自慢してやれと思って携帯にメールしたら、速攻でレスが。
「こちらは牛煮込みが無料で振舞われてるよ」うきー!(笑)
このへんは、上記リンクしたH?さんのサイトの「H?RC」-「Touring - 2001」-「夏井川紅葉見物(11/11)」でも紹介されています。
霧があってあまり速度が出せない区間が長かったのと、霧が晴れてから挽回しようにも、磐梯以降の磐越道はほとんど対面通行…。
このため、10時30分に到着する予定が、10時50分ほどになってしまいました。
先にきていた「H?」さんをずいぶんお待たせしてしまいました。
私が着いてからほどなくして、千葉から出発したハンドル「わせ」さんも到着。
ようやく3台そろいます。

左のが私のFZS1000、中央の赤いのがH?さんのVTR1000SP-1(殺戮マッスィーン)、そして右にあるシルバーのバイクが昨日納車されたばかりという「わせ」さんのホーネット900。
全員がビッグバイクのパーティです。
せっかくなのでちょっと試乗を。
SP1に乗ってから他の2車にのると「スポーツカーに乗ってからファミリーカーに乗った」ような感じ(笑)
完全に別格で別物。ちょっと駐車場をひとまわりするだけでそれがわかっちゃいます。
二気筒エンジンなので、スタートダッシュの力強さはさすがです。
FZS1000とホーネット900は、ホーネットのほうが小柄で足つきがよいです。
脚周りの剛性や限界はFZSのほうが上ですが、限界までの過渡特性はホーネットもなかなか。
低速ではホーネットのほうが俊敏に曲がるかもしれませんね。

さて、途中道を間違えたりもしましたが(地図が古くてバイパスが乗ってなかった(^^;)、どうにか夏井川渓谷の入り口に到着。
バイクを停めたところのちょっと前に看板が。
ここから3台体制を解いて、フリー走行にしました。
どうせ1本道ですしね。

思ったほど込んでいるわけでもなく、そう急なワインディングでもなく、バイクにとっては気分のいい道です。
いわゆる「絶好のスポット」に関してはさすがに混みますが、まあ渋滞でうんざりというほどではありませんでした。
風景もいいので、むしろノンビリ眺められていい感じです。

いちおう渓谷っぽいところを(1)。
真中の白いのは滝です。かなり綺麗でしたが、解像度を落として圧縮してるのでその魅力はほとんど伝わっていません(^^;
まあ、ほら、あれですよ…行って見て下さいってことで(ぉぃ)
いちおう渓谷っぽいところを(2)。
白い岩肌にモミジが散っていてなかなか…やはり、行って見て下さいってことで(ぉぉ)
ワインディングでのひとコマ。
写真をとっていたら老夫婦が声をかけてきてくれました。
「このあたりは綺麗でしょう。たくさん撮っていってくださいね」
ということは地元の人なのかな。

木漏れ日の中を走るのは気分いいんですが、日向と日陰がめまぐるしく入れ替わるので目の負担が大きいです。
サングラスは必須アイテムといえますね。

おもわずバイクをとめて一枚。
これ撮影してるときにH?さんに抜かれました(笑)
#別に競争してたわけではないです(^^;

これはいわゆる「渓谷」を抜けて、里のほうに降りてきたときの写真です。
でも、一応左のほうには夏井川が流れています。
信号がほとんどなく、また車も非常に少なく、メチャメチャ走りやすい道でした。
天気はいいし、景色はいいし。

そうそう、このあたりではたまたま今日、消防団の催しがあったようで、あちこちで赤い消防車と、紺の作業着に身を包んだ青年達を目にしました。
塩沢町消防団第二分団第十一部団員(したっぱ)としては、思わず敬礼しそうになったり(^^;

このあと待ち合わせの駅を一つとばして(3人とも気がつかなかった)、小野新町で合流。
平安時代前期(9世紀)の女流歌人で六歌仙(在原業平・僧正遍昭・大友黒主・小野小町・喜撰法師・文屋康秀)の一人、小野小町の出身地らしくその旨の看板が出ています。が。
彼女についての出身地や終焉地を主張している地域は北から南まで、20箇所以上あります(^^;

さてその小野インターから磐越道に乗って帰ります。
高速走行中にH?さんの後姿を狙撃。

見てください、鬼のように深いバンク角を確保するためにカチ上がった、そして左右の慣性マスを少しでも軽くしようと内側に追い込まれたこのツインサイレンサー。
おまけでついてるから走るときは外しましょうって感じのウィンカー。
大トルクを伝えるための太いリアタイヤ。
高速走行中に映したのでピンぼけなのは仕方ないですが…後姿からもタダモンじゃない雰囲気が。

実際SP1はサーキットで走ることをまず考えて設計されたマシンです。
このリアビューに勝負を挑むのはやめておきましょう(^^;

このあとはずっと高速で帰還。
ほかの二人も無事帰還の連絡がありました。
おつかれさまでした。

そうそう、この日の走行距離は374.5マイル(約600キロ)。
日帰りとしてはなかなかの距離です。
で、FZS1000の総走行距離は2251マイル(約3600キロ)。
1600キロ時点でオイル交換をしていますから、オイル入れ替えてからは約2000キロ。
交換まではもう少し余裕がありますが、もうそろそろバイク封印の季節。
来年の春になったら、どのみちオイル交換ですね。