夏ツーリング 蕎麦を喰って馬に乗る 7/21/2001 〜 7/22/2001

先週(7/15/2001)に1000キロ走り、一次慣らしが終わりました。
現在二次慣らし中、それにちょうど良い距離のツーリングでした。
企画してくれたのは乙乙尺氏。愛機ZZRに乗るナイスガイ。
しかも今回は野営です。キャンプです。
キャンプは久しぶりなので楽しみですね。
キャンプだというので、旅姿はこんな感じ。
これでも一泊分だけですので、キャンプとしては軽装なほうでしょう。
タンクの上のバッグ(タンクバッグ)の中は雨具とデジカメと携帯電話とサングラスで、後ろの黒いズダ袋の中には、テント、ぺグ打ちハンマー、シュラフ、マットレス、ストーブ、コッヘル、カップ、ランタン、チャッカマン、着替え、タオル、バスタオル、垢スリ、食料品(シリアル)、蚊取り線香セット…あとなんかいれたかな…。
そうそう、そのズダ袋の後ろにぺたっと張り付いているように見えるのはサンダルです。

ちなみに集合時間は8時前。集合場所は市内のとある場所。8時には隊列を組んで出発する予定でした(過去形)
が、前日深酒をやってしまった人がいまして(^^;
その人が到着し、そしてすぐに出発したのが8時半ごろ。
というわけで、集合場所の写真は取らずじまいでした(^^;

国道8号をちょっと使い、すぐに17号にスイッチし、そして小千谷市から117号を通って長野に向かいます。
このコースは、長野に行くときは定番のコースで、まあそこそこ気持ちいいコースといえます。
で、このコースを取ったときにほぼ最初に立ち寄るのが「道の駅 栄」です。

とりあえずバイクの集合写真を。
好天に恵まれ、かなり暑いです。
写真からも、影の濃さなどからおわかりになると思います。
ちなみに私のバイクは真っ青のFZS1000ですが、どうもサイドスタンドを立てると寝すぎてしまい隣との干渉が怖いので、センタースタンドを立てています。
妙に直立していて、ちょっと変です(笑)

道の駅栄といえば名物(というか我々としては名物といいたい)なのが酪農家直販のソフトクリームです。
朝の遅刻の埋め合わせに、遅刻した人が皆に奢ってくれました。
ぜひ恒例にしたいものです(笑)

味は非常に濃くて美味です。
道の駅栄においでの際には、ぜひお試しあれ。
牛がソフトクリームを持ってる看板が目印。

ちなみにこのたくましい後姿は、ZRX1100に乗る小林虎噴射氏です。
かれは隊列では大体最後尾を走り、全体に対してフォローしてくれています。

さて117号から18号に乗り換えます。途中からだんだんと混んで来ます。市街地を通るのでいたし方ありませんね。
そして18号をずーっと進み、更埴ジャンクション付近で昼食。
一松亭。なかなかりっぱな門構えです。
ここでは「鴨せいろ」を注文しました。
なかなか美味でしたが、「せいろ」なのにざるででてきました。まあいいんですが。
鴨せいろの画像は…まあオーソドックスなので割愛。
オーソドックスでないのはこちら。
ええと、念の為。
これは上の一松亭の男性トイレの小便器です。
中に入ってるのは…巨大な板氷。
まいりました(^^;
脈絡が不明です。
っていうかこんなのをわざわざトイレにデジカメを持っていって撮影している自分がちょっと嫌です。
幸いだれも入ってきませんでしたが、こんなの撮影してるところを誰かに見られたひにゃ…(^^;

今回参加者内に女性がいなかったため、女性トイレがどのよーになっていたのか確かめるすべがありませんでした。
悔やまれてなりません(ぉぃ)

謎のトイレをもつ一松亭をあとにして、開田高原までひた走ります。

ルート的には更埴で18号から403号に乗り換え、そして明科で19号に乗り換えます。
この区間の403はなかなか走りやすいのですが、19号は混みますね。
実はこの辺り、ちょっと混んでいたり工事中で渋滞などがあり、今回のツーリングマスター、乙乙尺氏の機転で予定ルートを変えました。
が、どこをどー変えたのか私は覚えていません(^^;
まあおおむねこんなルートを通って19号に出て、そして塩尻の高出付近のコンビニで休憩。
そしたらくだんの乙乙尺氏に会社からTEL!
あわわ、トラブルか…?

ハードウェアに関するものだったらしく、電話口での説明で事足りました。
一同、胸をなでおろします。

何度も携帯に連絡があったらしいのですが…走行中は実際なかなか気づきません(^^;
特に彼のはPHSですし、バイクで高速移動中はちょっと…

まあそれはさておき、そこから木曽福島で361号に乗り換え、いよいよ開田高原へ。
ちなみに木曾路とでもいいましょうか、あれほど混んでいた19号もいつのまにか流れが良くなり、かなり楽しい道となりました。
これは名古屋に行ったときもそう思ったのですが、改めて「この辺の19号は楽しい」と認識しました。
そして361号を上りつついくつめかのトンネルを越えると…
…そこは高原でした。
空気が違います。明らかに気温が低いんです。
そんな些細なことですが、その時はなんだか感動しました。

到着したらまずテント設営。
手前のオレンジのが私のテント、ダンロップVL−2です。
山岳用の超軽量・コンパクトなテントで、そこそこに高価ですが、軽くて小さくなるので、これを愛用しています。
ちなみに居住性はそれなりです。それよりもコンパクトさと軽量であることに重点を置いた製品です。

左おく、白いのが乙乙尺氏のテント。開口部が広く、暑い夏は風通しがよくて快適そうです。ちょうど彼がかがんでなにか作業をしています(画像品質を落としているので見難いですが)。

その隣、茶色のが小林虎噴射氏のテントです。前室が広く使い勝手がよさそうでした。

真黄色のが女氏(注:男性です。愛車CBR1100XXの「XX」ロゴが「女」の字に見えることから)のテントです。ポールが独特の取り回しをしており、とても丈夫そうです。

テントを設営したら夕飯です。
いきなり野営宴会といってもいいのですが、開田は蕎麦どころだそうなので、蕎麦を喰いにいきました。

のれんに書いてあるのは「本手打ち蕎麦」「高原食堂」です。
入ってみたら蕎麦屋なのか居酒屋なのかよくわからない作りになっていたりしましたが(マスターはもっと「しょっぱい」雰囲気のを探してたらしい…)、蕎麦はなかなか美味でした。
もちもち感が強い蕎麦ってなんだか不思議…
あまりの空腹に思わず大盛りを頼んでしまいました。大盛りはざるが3枚きます。

このあと買出しをして、風呂(この高原には、やまゆり荘という温泉設備があります)に入り、そしてキャンプ場に戻りいよいよ野営…というか野宴。

野宴風景です。
酒瓶が並んでます(笑)
フラッシュ撮影をしたのでそこそこ明るいですが、じっさいには暗闇の中でガスランタン(でも結構明るいです)が灯るという野趣あふれる雰囲気でした。
野宴、いいもんです。
一応ご紹介しますと向かって左が女氏、正面が小林虎噴射氏、右が乙乙尺氏です。私は撮影してるので映ってません(^^;
わたしは深酒をしてしまい、翌朝二日酔いに…
雰囲気にだまされず、やはりお酒はほどほどが良いということでしょう(^^;
翌日(22日)のメインイベントは乗馬でした。
木曾馬トレッキングセンターにて体験乗馬(50分コース)
徒歩(かち)と早足を習いました。
まあどうにかこうにか乗せていただいてる、てな感じでありました。
いっしょに参加した女性客の中には、馬を強く叱ることができず、道端の草を食べさせてしまったりする方も見受けられました。
そして、ついに1頭はトレッキングの途中で牧場に勝手に帰る(もちろん騎手(女性客)を乗せたまま!)というアクシデントもありました。
が、このとき実は「早足」どころか「駆け足」で戻っていき、先頭で率いていた係員さんをして「…上手じゃないか」とか言わしめてました…
ちなみにただ歩かせる(ちゃんと騎手の意思どおりにという意味)だけでも慣れるまでは結構難しく、競馬の騎手がいかに凄い人たちなのかというのが実感できます(^^;

ともあれ、生き物が、自分の指示に従って動いてくれるというのは、なんだか感動します。
バイクはライダーの指示に従いますが、あれはそういうふうに設計され、作成されていますからね。

その木曾馬トレッキングセンターの看板(の一部)です。
ちなみに乗り終わってから読んだんですが…なかなかスリリングですね(^^;

あ、馬はどれも基本的に従順で、また係員の人がリードしてくれるので、少なくとも私が見たところ、怪我をしそうな危険はなさそうでした。念の為記述しておきます。
だからこれは本当に万一の場合なんでしょうね。

乗馬を終えた私たちは、高山方面に向かいます。
ずっと361号を走ります。晴天に恵まれ、もの凄く二輪向きの道で、非常に楽しく走りました。
高山で158号に乗り換え。この辺までくると市街地に突入し、混んで走りにくくなります。
ずっと158号を走ると、もうすぐ41号との交差点だというところに、「甚五郎らーめん」があります。
濃い味で旨いです。
蕎麦みたいにあっさり系なのを食べてたせいかもしれませんが…妙に旨く感じました。
有名な店らしく、店内は込んでおり、行列もできていました。

どのくらい味が濃いかというと、店内に「薄め汁」があるくらいです。
スープはぱっとみ真っ黒ですし…。
私は汗をかいていたせいか、そのままで充分旨くいただけました。

どうでもいいんですがこの「うすめ汁」、説明書きがあって「高血圧・腎臓・味が濃いと思われる方はどうぞお使いください」。
「うすめ汁」をいれれば確かに薄くはなるんでしょうけど…塩分の量が少なくなるわけじゃないでしょう(^^;
高血圧や腎臓の方には、「うすめ汁」は効果が薄いと思われます…

さて、あとは41号で富山まで、そしてそこから高速道路、もうなれた道…
…のはずだったんですが。
やられました。
晴天から一転して大雨。
神岡あたりで超土砂降り。
道路が一面、浅い川のようでした。
いわゆる「夕立」だと思われますが…それにしてもすごい勢いでした。
そんなところを走っても、FZS1000は大して緊張を強いられませんでした。なかなか万能です。

その雨、高速にのって新潟県まできたらやみました。
またもや一面の青空。
濡れた雨具や服なども乾燥してしまいました。
バイクはといえば、土砂降りで水洗いされて、さらに高速で水滴を吹き飛ばした感じでとてもキレイに(ぉぃ)
というのは冗談で、浅い川みたいなところを走ったので、一応チェーンの油をチェックしました。(問題なかった)

さて、これで慣らしも終わりました。
そのうちに高回転まで使ってみたいと思いつつ…どこで使えばいいのか思案中な楓等でした。