埼玉県は上尾市にお住まいのH?さんから譲り受けたKSR−IIです。 友人と、軽トラで引き取りにいったら道に迷ったり、関越自動車道の三国トンネルが事故で通れなくて軽トラでヒーコラいいながら三国峠を越えたりしました。
私が住んでいる長岡市、それなりに田舎でして、メインバイクのFZS1000で地元の「いつもの道」を流していると、気になる脇道がいっぱいあるのです。
ただ、KSR−IIはタイヤが小さいため、走破性そのものは高くありません。
かなり活動的でナマイキなルックスのこのKSR−II、とりあえず通勤快速&近所の林道探検っていう用途で使います。 |
サイドビュー。 チビッコギャングな感じです(どんな感じだソレは)。 とても小さなサイズですが、格好はいっちょまえです。
オフロードレースマシンをぎゅっとデフォルメしたみたいで可愛いですね。
これもリアが跳ね上がってますね。 |
フロントビュー。 オフロード風味なのでスリム&ライトな感じです。 空気をラジエータに当てるためのシュラウドと、ライトカウルのゼッケンエリア(KSRと書いてあるところ)がナマイキな感じを醸してます。 小さなライトはオフロードマシンでは結構よくあるタイプです。 これは、オフロード走行は、ジャンプしたり、大きなアクションを伴う場合が多いため、ハンドル周りを軽くしたい(もちろん全体も軽くしたい)という要求からのものです。 ちなみにこの小さなライト、消費電力は25ワットの白熱球で、すっげぇ暗いです。 この画像でランプが光っているように見えるのは、カメラのフラッシュを反射しているためです。
丸いミラーは小さくて視界が狭く、結構見辛いです。
ライトカウルにクリア塗装がされていないのはカワサキのオフロードマシンの伝統で(ぉぃ)、ここだけものすごく色あせしてます。 |
スリムで可愛い後姿。 やはり障害物が多いオフロードを走るマシン(をデフォルメしたマシン)だけあって、できるだけ突起がないようなつくりです。 マフラーの排気口が下を向いているのは、これが2ストロークエンジンを搭載しているからです。 オイルの燃えカスを排出しつつ走るので、すこしでも下向きにして巻き上げないようにしています。
黄色いナンバーは原付二種の証。
三角形のマークは、原付二種だというサインです。 |
フロント周り。
ナマイキにも倒立サスペンション!
タイヤサイズは100/90の12インチ。ちっちゃー。
フロントのディスクブレーキの径は210mm。 |
リア周り。 ナマイキにもリンク式サスペンション。 ナマイキにもリアもディスクブレーキ。 ナマイキにもスタビライザー付き!
スタビライザーというのは、スイングアームの上にある、ナナメになってる棒のことです。
リアのタイヤサイズもフロントと同じ100/90の12インチ。やっぱりちっちゃー。 |
KSR−IIのナマイキッぷりを決定付けているのがこのエンジンユニットです。 格好は十二分にナマイキなKSR−II、しかし格好だけじゃなくて走りだってナマイキです。
2サイクル水冷単気筒ピストンリードバルブエンジン。
そしてエンジンと一体になっているギアボックスはナマイキにも6速。
画像の赤い線は、H?さんからお譲りいただいたときには既に装着されていたノロジーホットワイヤーです。 |
KSR−IIは定員1名。 コンパクトでスリムなシングルシートを装備しています。 ブルーのカラーリングとKawasakiのロゴが素敵です。
オフロードでのアクションは、立ち上がって行うことが多い(スタンディングポジションといいます)ので、立ち上がったときにも邪魔にならない設計になっています。 |
シンプルを絵に描いて額縁にいれて応接室にかざったようなメーター。 スピードメーターしかありません。 しかも、距離計が、オドメーター(積算計)しかない! トリップメーターがないんで、燃料残量の管理がしにくいです。 でも、ターン、ニュートラル、オイル、温度などの警告灯はひととおりそろっています(そりゃそうだ)。 スピードメーターは110Km/hまで目盛られています。
キーポジションもONとOFFしかないという割り切りっぷりです。(ハンドルロックは別のところにあります)
古いバイクのため(車体番号からすると1990〜1993年に製作。うわ。10年以上前なんだ…)、国内向けの原付なのに左グリップ(下の画像)にはライトのON/OFFスイッチがあります。
ウィンカーのスイッチも古さを感じます。 |