これもタンクの下あたりに隠れています。 
			エンジンに火花を飛ばす、スパークプラグに対して電源を供給するのがこのコードです。 
			
			コードを変えて何が変わるのかというと… 
			じつはこのコードは、一種のコンデンサーなんです。 
			発電機を源として、高圧に変電された電気がスパークプラグに届き、火花を散らせるわけですが、この高圧な電気を、さらに超高圧にしてしまおうというのが基本コンセプトです。 
			スパークプラグに供給される電気はもともと「高圧で短時間」ですが、この「短時間」で供給される電気をこのコード(の内部のコンデンサ的な機構)が蓄積します。そして「超高圧」な電気を「超短時間」で解放します。 
			これにより、スパークプラグの火花が大きくなり、エンジン内部の爆発効率を上げようというのが、このプラグコード交換に代表される点火系の改造です。 
			このノロジーホットワイヤーは、カタログによればノーマルの330倍のスパークを飛ばすそうです。 
			 
			ただ、原理からも判断がつくと思いますが、この方式だと、どうしても点火がほんのわずか遅れます(蓄積する時間が余計にかかります)。
			したがって、あまり高回転では効果を発揮しません。 
			どちらかというと中低速のトルクアップに効果を発揮します。 
			実際に、ギアを落とさなくてもネチネチと坂を登るようになりました。 
			走り出しも軽くなった感じです♪ 
			 
			欠点もあって、高いこと(笑) 
			いくらだったかは覚えてないんですが、点火系パーツとしては他製品と比較して非常に高価です。 
			Gooseは単気筒ですから、大した出費にはなりませんが、4気筒マシンだったら他製品にしたかもしれません。 
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