ヨシムラ サイクロン チタンマフラー

現在装着しているマフラーです。
以前、同じくヨシムラ製の「ヨシムラサイクロンステンレスマフラー」というのを装着していた(中古だったため、購入時点で装着されていました)のですが、転倒したため、サイレンサーがズタズタになり、交換を決意したんです。
で、どうせ換えるなら、軽量なチタン製のにしようというわけです。
確か3Kgくらいしかないと思いました。さすがチタン製です。

いい焼き色がついています。エンジンに近いほうは蒼っぽく、そして綺麗にグラデーションしながらサイレンサーのほうに続く虹のような色彩は、チタンならではの美しさです。
フレームやタンクの蒼い美しさに決して引けを取りません。

ちなみに、ヨシムラを選んだ理由は「きっとチタンマフラーの中では一番静かだろう」と思ったからです。
以前付けていた、同じメーカーのステンレスマフラーは、アフターマーケットのものとしては非常に静かでした。
今回もそうだろうと思いましたし、また店の人も「うん、ヨシムラは静かだし、まあ間違いないんじゃない?」とアドバイスしてくれたのでこれにしたのですが…

…これがものすごい爆音(苦笑)
「爆音隊長」とか「蒼いソニックブーム」とか、悪名をほしいままにしています。いえ、欲しくはないんですけど(^^;
きちんと車検対応です。画像の上のほうに楕円形のプレートがありますが、これがJMCA公認の車検対応マフラーの証です。

圧縮率を上げてあるので見にくいですが、YOSHIMURAのロゴが書いてあるプレートに、誇らしげにTITANの文字が躍ります。
ちなみに、ヨシムラサイクロンの「サイクロン」の由来は、このサイレンサーの中を渦を巻きながら排気が導出され、それにより排気効率を高めているからだそうです。

このサイレンサーはカーボン製でDSC方式というつくりになっているそうです。
DSCは何の略だろうかと思ったら、Dynamic Straight Constructionだそうです。ダイナミック・ストレート・コンストラクション。動的ストレート構造。
…ちょっとまて。ストレートっておい…(^^;
そう、爆音の秘密はここにありました(苦笑)
ノーマルマフラーより二周りほどパワー感があり(このパワー感は、軽量化によるものも大きいかもしれません)、そして三周りほど排気音が大きいです。(^^;
朝は7時前にはエンジンをかけませんし、そして夜は10時過ぎにはエンジンをかけません。街中の信号待ちでは、アイドリングストップ!
きっちりと書類も揃っている車検対応マフラーなので、おまわりさんは怖くないんですが、近所のおばさんがこわいです(笑)

パワー特性は、峠道では非常に気持ちいいです。 特にタイトコーナーをシフトダウンしながらクリアし、車体が寝た状態から手加減ナシにスロットル全開、単気筒ならではの、「ドドドド」という音が、高回転で「PAAAA−−−−N!」という甲高い「爆裂の連続音」に変わっていくときなどは、「ああ幸せ〜」とか思ったりします。
この「手加減ナシに全開」というのは、小排気量単気筒ならではの芸当です。4気筒エンジンでこれをやるとあっという間に吹けあがってしまい、振り回されたりするのですが、私のバイクは遠慮なしに全開にもっていけます。
軽量なことも手伝って、ヒラヒラとコーナーを舞います。
重量級の高性能4気筒バイクが慎重にラインを読みながらコーナリングしているそのインを、無造作に突っ込んで車体を寝かせ、また無造作に全開にして、「PAPAPAPAN!PAAAA−−−−N!」とパルス的な排気音を後ろに残しながら、コーナーを貪りつつ抜き去っていくのは、ちょっと屈折しているかもしれませんが、快感です(笑)

で、そんな快感に身を委ねて攻め込んでいると、こんな風になります。(^^;
ノーマルマフラーと同じ位置に装着し、同じように取り回しするんですが、直径が太いために、右に大きくバンクすると、マフラーの一番低い部分を地面に擦ります。
これは同メーカーのステンレスマフラーでも同様です。
後ろからみると火花が散っているそうです。
この対策で、ハングオン気味にコーナーをクリアするようになりました。
ただのジーンズを穿いていることを忘れて、膝を擦ろうとしたり(笑)
ちょっと音が大きすぎるのが珠に傷ですが、非常に気持ちいい、よいマフラーです。