アーシング
2002年3月31日

最近流行りらしいアーシングというものをやってみました。
ハーネスは自作です。
エンジンヘッドカバーを外した状態だと、ちょっと目立ちますね。
パワーディストリビューターを使って、4本の8スケアケーブルを12スケアケーブルに結合しています。
私が持っているのは8スケアまでの圧着ペンチなので、12スケアは実家に帰って圧着してきました。
パワーディストリビューターは、金色っぽいボックス状のもので、画像では右上で青いケーブルを束ねているものがそれです。
青いケーブルが、アーシング本体(?)です。いちおうボディに合わせてみました。
エンジンにとても近いところなので、耐熱ケーブルを使用しています。
4本のケーブルはパワー(略)で一本にまとめられ、そこから太い黒いケーブルがバッテリマイナス端子に伸びています。
インテークマニホールド部に一本、シリンダーヘッドに2本、ボディに1本アーシングしました。
掛かった費用は2900円程度。ディストリビュータを使わなければもっと安上がりでしょう。
多分2000円いかないのでは。
この程度の出費で体感効果があったら、超オトクですね。

気になる効果のほどですが…体感ではほとんどありません。多分効果ないんじゃないでしょうか。
市街地、高速道路、峠道…悪くなってはいないようですが、よくなったふうにも思えません。
考えてみてください。
私のクルマは、エンジンを回すときにスターターモーター(セルモーター)を使用します。
セルモーターを回すには大電流が必要です。スパークプラグや他の電装製品など問題にならないくらいの大電流を流し込んで、オイルの粘性に打ち勝ってスターターモーターを回し、エンジンは始動するのです。
そのセルモーターを回すのに充分なアース容量が、通常の設計ではとられているはずなんです。
多少、アースを増やしたところで、体感するほどの効果はあるまいと、正直するまえから思っていました(笑)
え。じゃあ、するなって?(^^;
いや、まあ、でも、もしかしたら、ってことがあるじゃないですか(笑)
それにほら、エンジンルームのドレスアップってこともありますし。

ヘッドカバーをつけるとこんな感じ。
どれすあっぷ、を台無しにしてるかもしれません(笑)
目立たなくていい感じです。

アーシングする前に、実はデジタルテスタで、各部の電圧降下を調べたんです。
普通はボディアースしてまして、ボディ経由でバッテリーのマイナス端子に接続されているわけです。
その時に、抵抗が大きいと、バッテリマイナス端子と、各部での電圧が変わります。これを電圧降下といいますが…
たしかに、この電圧降下は、テスタ上ではかなり改善されました。
実は期待しつつ走り出したのですが…
最初にアーシングして、走り出したときは、「お!?変わってるカンジ!?」とか思ったんです。
なんとなくトルクが太ったような気がして。
なんとなくスムーズになってるような気がして。
で、外してみました。
同じように感じました(苦笑)
偽薬効果ですね(^^;
また付けてみました。やっぱり、かわらない。変わっているとしても、「気がする」という程度でしょう。

多分、ファミリアのアースはもともと結構よくできているのではないでしょうか。
だから、アース追加してもあまり効果が出ないのでは。
効果抜群だと言っている人もいますので、もしかしたらそのクルマでは効果があるのかもしれません。
ファミリアの場合は、高効率プラグなどへの交換のほうが効果的でしょう。
…もっとも、高いですが(^^;<高効率プラグ4本